ティッシュ配りの効果は? オリジナルのティッシュを作る方法と共に解説

30年以上の歴史を持つ宣伝方法の1つに、ティッシュ配りがあります。「ティッシュ配りの宣伝効果はどのくらいあるのだろうか?」「ほかの宣伝方法と比べて宣伝力がどのくらい優れているか知りたい」という人もいるでしょう。

そこで今回は、ティッシュ配りの宣伝効果や宣伝力が高いオリジナルポケットティッシュの作り方を紹介します。

  1. ティッシュ配りの宣伝効果
  2. ティッシュの宣伝効果を最大限利用する方法
  3. 広告効果の高いティッシュを作る方法
  4. ティッシュ配りに関するよくある質問

この記事を読めば、オリジナルのティッシュを作るおおよその費用も分かるでしょう。効果的な宣伝方法を探している人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.ティッシュ配りの宣伝効果

はじめに、ティッシュ配りがどのくらい宣伝効果を持つのか解説します。

1-1.ティッシュ配りの宣伝効果はネット広告と同じくらい

1,00人にティッシュを配った場合、宣伝をみて商品を購入したりお店を利用した人は、平均して3~4人と言われています。つまり、宣伝効果は3~4%前後です。新聞の折り込み広告を利用した場合の宣伝効果が0.03%ですから、ずいぶんと高めといえます。また、この宣伝効果はネット広告と同じくらいです。

1-2.ティッシュ配りは意図的にターゲットを選べる

ティッシュ配りは、渡す人を意図的に選ぶことができる広告です。たとえば、学習塾の広告をネットや新聞折り込みで行った場合、ティッシュ配りより多くの人の目に触れることができます。しかし、広告を目にした人すべてに学習塾の需要があるとは限りません。その一方で、ティッシュ配りは学習塾に需要がありそうな人を選んで配ることができます。そのため、少ない費用でより大きな効果を上げることができるでしょう。

1-3.ティッシュの広告はすぐに効果が出る

たとえば、新装開店セールなど今すぐ集客をしたい場合の宣伝にも、ティッシュ広告は効果的です。ティッシュは外で配るので、「この広告を持参した人は割引(もしくは、粗品進呈)」などという広告を打った場合、すぐに効果が得られるでしょう。また、単にビラだけを配るより、ティッシュに入れた方が受け取ってもらいやすくなります。

1-4.実店舗はティッシュ配りの広告効果が高い

実際に店舗を持ち、そこでイベントやセールなどを行う際、ティッシュ配りによる高い広告効果が期待できます。特に、一本路地を入った場所にあるような分かりにくい店舗の場合、駅前など目立つ場所でティッシュ配りをすれば、受け取った人の「行ってみようか」という気持ちをかきたてることもできるでしょう。また、QRコードやメールアドレス・検索キーワードを印刷しておけば、サイトの閲覧数がアップする可能性もあります。

2.ティッシュの宣伝効果を最大限利用する方法

ティッシュ配りの宣伝効果を高めるには、ティッシュに入れる広告のやり方、ティッシュを配る場所と人を工夫する必要があります。ここでは、その方法を紹介しましょう。

2-1.広告として利用できるティッシュの種類

ティッシュへの広告の入れ方は、以下のようなものがあります。

  • ティッシュのポケットにチラシをはさむ:無地のティッシュに広告を後入れする方法。広告を出し入れしやすいので、クーポン券付き広告などを入れるときに使う
  • ラベル印刷:ティッシュの背面に紙に印刷した広告を挟みこむ方法。ティッシュつき広告の最もスタンダードな形
  • フィルム印刷:ポケットティッシュを包むフィルムに広告を印刷する方法。目立ちやすいので、宣伝効果は高い

なお、ティッシュは長方形のレギュラーサイズと正方形のスクエアタイプがあり、使い分けることが可能です。

2-2.ティッシュ配りは適度に人通りがあるところがおすすめ

ティッシュ配りは、適度に人通りのあるところが適しています。あまり混雑した場所だと、かえってティッシュを受け取ってもらえません。また、平日の昼間より休日の方が購買意欲が高まる人が多いので、金曜日の夕方~日曜日の午前中までがティッシュ配りに適した時間です。

2-3.ティッシュを配りは経験者を雇う

ティッシュ配りはなかなか技術のいる作業で、経験者ほど効率よく広告のターゲットにティッシュを配ることができます。ティッシュ配りを依頼する場合、自給1,000円前後が相場です。「ぜひ、ティッシュ広告で集客率を上げたい」と思っている場合は、多少人件費が高くても経験者を複数雇ってティッシュを配ってもらいましょう。

3.広告効果の高いティッシュを作る方法

ティッシュのオリジナル広告は、専門の業者に印刷を依頼するのが一般的です。この項では、広告効果があるオリジナルティッシュを作る方法や制作業者の選び方を紹介します。

3-1.ポケットティッシュかボックスティッシュかを選ぶ

ポケットティッシュだけでなく、ボックスティッシュもオリジナル広告は印刷できます。ただし、街頭で不特定多数の人に配るならば、ポケットティッシュの方が適しているでしょう。ポケットティッシュは街頭で配り、ボックスティッシュは店頭で配る粗品などに利用するのが効果的です。

3-2.オリジナルのポケットティッシュを作る費用の相場

オリジナルのポケットティッシュを作る費用は、広告を印刷する範囲で以下のように値段が決まります。

  • ポケット付き無地ティッシュ:1個当たり4.4円
  • ラベル印刷(4色):1個当たり11円。(使う色が多くなるほど値段は上がる)~ティッシュを巻くように広告を入れる場合は1個当たり28円、スクエアティッシュは1個当たり13円
  • フィルム印刷:印刷に使う色が多くなるほど値段が上がる、レギュラータイプ2色刷り:1個当たり5.8円。4色刷り:1個当たり6円。スクエアタイプ2色刷り:1個当たり6.6円、4色刷り:6.8円

なお、ここでご紹介した値段はあくまでも目安です。

3-3.注文は基本的に1,000個単位

オリジナル広告の入ったポケットティッシュの制作を依頼する場合、基本的に1,000個単位で注文することが基本です。印刷業者によっては、「印刷方法によっては、1万個単位から」という業者もあるので、まずは最低ロット数を確認してください。1ロット数の数が多いほど、1個当たりの値段は下がってきます。

3-4.デザインの相談に乗ってくれる業者もある

ポケットティッシュに印刷するオリジナルの広告は、多くの人の目に触れても問題ないようなデザインがおすすめです。たとえば、あまりファンシーなデザインは、男性が敬遠しがちでしょう。逆に、男性向けのお店の名前が大きく印刷されているものは、女性は使いにくいものです。業者によってはデザインのテンプレートが用意してあるところもあれば、従業員がデザインの相談に乗ってくれるところもあります。よいデザインが思い浮かばない場合は、デザインの相談に乗ってくれる業者を選びましょう。マスプロックでは、デザインの相談も無料でメールで承っています。

3-5.業者の選び方

オリジナルの広告をティッシュに印刷してくれる業者はたくさんあります。ネットを利用すれば複数の業者を比較するのも簡単です。業者を選ぶ際は、以下のようなところに注目しましょう。

  • 印刷ができるティッシュの種類:多いほど選択肢が豊富
  • 印刷できるロット数:千個単位、万個単位など
  • 印刷できるデザインの種類
  • 印刷料以外にかかる費用:送料や初版代など

1ロット当たりの値段が安くても、決まったデザインや色しか使えなかったり、送料が高かったりする業者もあります。まずは見積もりを出してもらい、その上で複数の業者を比較してみるのもいいでしょう。

4.ティッシュ配りに関するよくある質問

この項では、ティッシュ配りやオリジナルティッシュ制作に関するよくある質問を紹介します。

Q.ティッシュ配りは、どのような場所でもできるのでしょうか?

A.自治体などの決まりにより、ビラ配りなどが禁止されているところがあります。ティッシュ配りをする場合は、禁止事項をよく確認しましょう。

Q.ティッシュ配りにあまり宣伝効果が期待できない職種や事業などはありますか?

A.全く効果がないものはほとんどありませんが、ネットショップや事業の宣伝などは効果が薄いことがあるでしょう。

Q.オリジナルのポケットティッシュを作る場合、広告を紙で別途作成し、折り込みまで依頼できますか?

A.業者によっては行っているところもありますが、ティッシュに直接印刷するより高くなるのでよく値段を確認して依頼しましょう。

Q.オリジナルのティッシュ広告は、絵と文のどちらを多く入れた方が効果的ですか?

A.たとえば、企業のロゴを背面いっぱいに印刷するだけでも宣伝効果があります。あまり小さな文字はビニールへ印刷が難しいので、別紙に印刷した方がおすすめです。

Q.ティッシュペーパー1枚1枚に広告を入れることはできますか?

A.現在のところ、そのようなサービスをしている業者はほとんどありません。

まとめ

いかがでしたか? 今回はティッシュ配りの宣伝効果やオリジナルの広告をティッシュに印刷する方法などを紹介しました。ティッシュは長期間保管ができるので、千個単位で作っても問題ないでしょう。ターゲットを絞り、効果の高い宣伝を行いたい場合は、ぜひ、ティッシュ配りを検討してください。