飲食店ブランディングと紙製品|ファン作りを後押しするコースター活用のヒント

「近隣に競合が増えて、他店と差別化できない」

「SNSを頑張っているのに、なかなか指名検索や来店に繋がっていない」

そんな悩みを抱えていませんか?

多店舗展開するカフェや飲食店のブランディングにおいて、実は最も手軽で効果的なのが「店内にあるコースターや紙ナプキン」の見直しです。

たかが消耗品、と思われがちですが、お客様が店内で最も長く目にするのは手元のコースターです。

ここを「ただの紙」から「語りかけるツール」に変えるだけで、SNSへの投稿率(UGC)やお店の印象は大きく変わります。

私は紙製品メーカーとして、50年以上にわたり多くの飲食店の「オリジナル制作」に携わってきました。

この記事では、制作会社の視点から「ブランディングに効くコースターの作り方」や、発注時に気をつけるべきデザイン・仕様のポイントを解説します。

読むことで、現場から明日すぐに始められる「小さなブランディング」のヒントが見えてくるはずです。

  1. あなたのカフェが“選ばれる理由”になる!紙製品のブランディング効果
  2. 「撮りたくなる」が重要!SNS拡散を狙うコースター制作のポイント
  3. 発注ミスを防ぐ!制作会社が教える「失敗しない」オーダーのコツ
  4. 成功と失敗から学ぶ!紙製品活用の実例
  5. まとめ:お店の想いを載せたオリジナルコースターを作ろう

この記事は次のような方におすすめです

  • 多店舗カフェで、コストを抑えつつ「他店との差別化」を図りたい方
  • コースターやナプキンなどの消耗品を活用して、SNS投稿を増やしたい経営者・担当者
  • オリジナル紙製品を作りたいが、デザインや仕様で失敗したくない方

1.あなたのカフェが“選ばれる理由”になる!紙製品のブランディング効果

「なぜこのカフェはおしゃれに見えるのか?」

その答えの多くは、細部のこだわり(世界観)にあります。特にコースターなどの紙製品は、ブランディングにおいて重要な役割を果たします。

「消耗品」ではなく「お土産」になるデザイン

真っ白な既製品のコースターと、お店のロゴやメッセージがおしゃれに印刷されたコースター。

お客様が「持って帰りたい」「写真に撮りたい」と思うのは間違いなく後者です。

実際に、SNSで話題になるカフェの多くは、ドリンクそのものだけでなく、「ドリンクの下に敷かれたコースター」も含めて一つの絵になるように設計されています。

紙製品にこだわることは、単なる自己満足ではなく、お客様に「この店は細部まで気を使っている」という信頼感(ブランドイメージ)を与える最も有効な手段なのです。

SNSでの拡散(UGC)のきっかけを作る

お客様がSNSに写真を投稿すること(UGC)は、現代において最強の宣伝です。

しかし、ただドリンクを提供するだけでは、なかなか撮影してもらえません。

そこで活躍するのが、デザインされた紙製品です。

「ロゴが可愛い」「面白い一言が書いてある」といった“写真のアクセント”があることで、撮影のハードルが下がります。

結果として、お店の名前がハッシュタグと共に拡散され、指名検索(ブランド指名)が増えるきっかけになります。

2.「撮りたくなる」が重要!SNS拡散を狙うコースター制作のポイント

では、具体的にどのようなコースターを作ればよいのでしょうか?

制作会社としての実績をもとに、効果的なデザインのポイントをご紹介します。

ロゴだけじゃない!「裏面」や「形」で遊ぶ

表面にロゴを入れるのは基本ですが、さらに一歩踏み込んでみましょう。

  • 変形コースター:丸や四角だけでなく、ロゴの形にくり抜いたダイカット仕様にする。
  • 裏面活用:裏面に「お店の創業ストーリー」や「隠しメッセージ」、「スタッフからの手書き風コメント」を印刷する。
  • シリーズ化:季節ごとや店舗ごとに色を変え、コレクションしたくなる仕掛けを作る。

特に「変形コースター」は視覚的なインパクトが強く、SNS映え間違いなしです。

QRコードを入れるなら「読み取りやすさ」が命

「コースターからInstagramやLINE公式アカウントに誘導したい」というご相談も増えています。

しかし、ただQRコードを印刷するだけでは不十分です。

  • インクの滲み対策:コースター特有の吸水性の高い紙(クッション紙など)は、インクが滲みやすく、QRが読み取れなくなるリスクがあります。
  • サイズと余白:小さすぎるとスマホが認識しません。デザインを邪魔しない範囲で、適切なサイズと余白(マージン)を確保する必要があります。

私たちマスプロックは、紙の特性を知り尽くしているため、「確実に読み取れて、かつデザインに馴染む」最適な印刷仕様をご提案できます。

3.発注ミスを防ぐ!制作会社が教える「失敗しない」オーダーのコツ

オリジナルグッズの制作でよくある失敗を防ぐために、発注時に確認すべきチェックリストをまとめました。

品質と納期のチェックポイント

チェック項目 確認すべき理由
1. 紙の厚みと吸水性 ペラペラな紙だと安っぽく見え、ブランドイメージを損ないます。0.5mm〜1mm以上のしっかりした厚みがおすすめです。
2. 小さい文字の潰れ 画数の多い漢字や細い線は、印刷時に潰れる可能性があります。データの段階でプロのチェックが必要です。
3. 色味の再現性 画面上の色と、インクが紙に染み込んだ時の色は異なります。こだわりのブランドカラーがある場合は色校正をおすすめします。
4. 納期とロット数 繁忙期は納期が延びがちです。また、小ロット対応が可能かどうかも在庫リスクを減らす上で重要です。

マスプロックのオリジナル制作なら、小ロットから大量発注まで、これらの品質基準をクリアした製品をお届けします。

4.成功と失敗から学ぶ!紙製品活用の実例

実際の現場で起きた成功例と、知っておくべき運用の注意点を共有します。

【成功事例】コースターを変えたらレビューが増えた!

あるカフェチェーン様では、コースターを「写真映えするデザイン」に変え、裏面に「QRコード」と「よろしければGoogleで感想をお聞かせください」という控えめなメッセージを入れました。

結果、変更直後からお客様がスマホを向ける姿が増加。

Googleマップには「コースターが可愛い」「雰囲気が良い」という写真付きのレビューが投稿されるようになり、お店の評価アップに繋がりました。

「小さな紙製品の工夫」が、お客様の行動を変えた好例です。

【注意点】Googleポリシーや景品表示法に注意

一方で、運用には注意も必要です。

「良い口コミを書いたらコースタープレゼント!」といった対価を伴う誘導は、Googleのポリシー違反になる可能性があります。

あくまで「デザインの力」で自然な投稿を促すのが、長く愛されるブランディングの秘訣です。

私たちは制作会社として、リスクのない安全な活用方法についてもアドバイスさせていただいています。

効果測定:QRコードのアクセス数は見てみよう

せっかくオリジナルで作るなら、効果も確認したいところです。

難しい分析は必要ありませんが、QRコードを設定する際に「短縮URL」や「計測用パラメータ」を使っておくと、「どのくらい読み取られたか」が分かります。

「デザインAとデザインB、どっちが反応が良かったか?」

これを知るだけで、次回の発注時により良いデザインに改良していくことができます。

5.まとめ:お店の想いを載せたオリジナルコースターを作ろう

飲食店ブランディングというと難しく聞こえるかもしれませんが、要は「お客様に楽しんでもらい、記憶に残してもらうこと」です。

手元のコースター1枚にこだわる姿勢は、必ずお客様に伝わります。

たかが紙、されど紙。その1枚が、お店のファンを増やすきっかけになるかもしれません。

オリジナル制作のステップ

  1. 目的を決める:「おしゃれに見せたい」「SNS誘導したい」「新商品を告知したい」など。
  2. デザインを相談する:ラフ画やイメージだけでも大丈夫です。
  3. 仕様を選ぶ:紙の厚さ、形、枚数などを予算に合わせて決定します。

「自社に合ったオリジナルの紙製品を作りたい」「データ作成から相談に乗ってほしい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

50年以上の実績を持つマスプロックが、貴店のブランディングを「モノづくり」の力で全力サポートいたします。

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マスプロックでは、オリジナルコースターやナプキンの制作から、
小ロット・短納期のご相談まで幅広く承っております。