飲食チェーンのコースターを店舗別に印刷するには?共通デザインとの使い分けと発注のポイント

「チェーン全体のロゴは共通にして、店舗名だけ変えたコースターを作りたい」

「地域限定メニューや店舗ごとのQRコードを印刷したい」

「全店舗共通のコースターと、店舗限定デザインをどう使い分ければよい?」

複数店舗を展開する飲食チェーンでは、全店で統一したデザインを使う一方、店舗ごとに伝えたい情報が異なることがあります。

たとえば、ブランドロゴや基本カラーは共通でも、店舗名、地域名、SNSアカウント、予約ページ、限定メニューなどは店舗によって変わることがあります。

紙コースターも、全店舗を同じデザインにするだけでなく、店舗ごとに内容を変えて製作することができます。

ただし、店舗ごとに印刷内容を変える場合は、「何店舗分を何枚ずつ作るのか」「共通部分と変更部分をどこまで分けるのか」「通常ロットと小ロットのどちらが合うのか」を先に整理しておくことが大切です。

この記事では、オリジナル紙コースターを製作する立場から、飲食チェーンで店舗別コースターを作るときの考え方、共通デザインとの使い分け、店舗ごとに変更しやすい情報、発注前に確認したい数量や印刷方法についてお伝えします。

  1. 飲食チェーンでコースターを店舗別にするメリット
  2. 全店共通にする部分・店舗ごとに変える部分
  3. 店舗別コースターではどんな情報を印刷できる?
  4. 店舗数と必要枚数から印刷方法を考える
  5. 飲食チェーンが店舗別コースターを発注するときのポイント

この記事は次のような方におすすめです

  • 複数店舗を展開する飲食チェーンの販促担当者
  • ブランドロゴは統一しながら店舗名だけ変えたい方
  • 店舗ごとに異なるQRコードやSNS情報を掲載したい方
  • 地域限定・期間限定のコースターを作りたい方
  • 本部から複数店舗分のコースターをまとめて発注したい方

1.飲食チェーンでコースターを店舗別にするメリット

飲食チェーンでは、ブランドの統一感を保つため、ロゴやカラー、店内ツールを全店舗で共通にすることがあります。

一方で、店舗ごとに客層や周辺環境、販売する限定メニューなどが異なる場合もあります。

そのようなとき、コースターの基本デザインを統一しつつ、一部だけ店舗ごとに変える方法があります。

チェーン全体の統一感を保ちながら店舗名を入れられる

たとえば、表面中央にはチェーン共通のロゴを配置し、その下に店舗名を入れるデザインです。

基本的なレイアウト、書体、カラーを統一すれば、店舗名が違っていても同じブランドのコースターとして見せやすくなります。

店舗ごとにすべて異なるデザインを作る必要はありません。

共通部分を先に決め、変更する情報だけを限定すると、複数店舗でもデザインを管理しやすくなります。

店舗ごとの情報をテーブル上で伝えられる

同じ飲食チェーンでも、予約方法やSNSアカウント、店舗限定メニューなどが異なる場合があります。

店舗別のコースターなら、その店舗のお客様に必要な情報だけを掲載できます。

たとえば、本店では公式サイトへのQRコード、別店舗では店舗専用InstagramへのQRコードというように分ける方法があります。

コースターはドリンクと一緒にテーブルへ置かれるため、店舗ごとの案内を載せる紙製品のひとつとして活用できます。

地域限定・店舗限定の企画にも使える

地域限定メニューや店舗限定キャンペーンを行う場合にも、店舗別コースターを利用できます。

たとえば、

  • ○○店限定メニュー
  • ○○エリア限定キャンペーン
  • 開店○周年
  • 店舗限定イベント
  • 期間限定商品の案内

などです。

全店舗で使用する通常コースターとは別に、該当店舗だけ短期間使用するデザインを作る方法があります。

複数店舗をまとめて同じ考え方で管理できる

店舗別コースターを作る場合も、店舗ごとに自由なデザインへすると管理が複雑になりやすくなります。

そのため、

  • ロゴ位置は共通
  • ブランドカラーは共通
  • 店舗名を入れる位置は共通
  • QRコードだけ店舗ごとに変更

といったルールを決めておくと、店舗数が増えても追加製作しやすくなります。

マスプロックでも、多店舗で紙製品を使用する場合は、全店舗で共通する部分と店舗別に変える情報を先に整理しておく方法をご案内しています。

2.全店共通にする部分・店舗ごとに変える部分

飲食チェーンの店舗別コースターでは、最初に「変えない部分」と「変える部分」を分けることがポイントです。

すべてを店舗別に作るとデザイン管理が複雑になりますが、変更箇所を限定すればブランド全体の統一感も保ちやすくなります。

全店舗で共通にしやすい部分

チェーン全体で共通にする情報としては、

  • ブランドロゴ
  • ブランドカラー
  • 書体
  • 基本レイアウト
  • キャッチコピー
  • 公式サイト

などがあります。

共通部分を固定すると、どの店舗で使用しても同じブランドだと分かりやすくなります。

店舗ごとに変えやすい部分

一方、店舗別に変更を検討できる情報には、

  • 店舗名
  • 地域名
  • 店舗住所
  • 電話番号
  • 営業時間
  • SNSアカウント
  • 予約ページのQRコード
  • 店舗限定メニュー
  • キャンペーン情報

などがあります。

ただし、すべてをコースターへ載せる必要はありません。

コースターは印刷できる面積が限られているため、情報量を増やしすぎると文字が小さくなり、デザインも見づらくなることがあります。

変更箇所を少なくすると管理しやすい

たとえば、基本デザインを共通にして「○○店」という店舗名だけ変更する方法なら、デザインの差分を把握しやすくなります。

一方で、店舗ごとにロゴ位置、カラー、文章、QRコードまですべて変えると、それぞれ別デザインとして管理する必要があります。

今後店舗が増える可能性がある場合は、「新店舗ができたときにも同じフォーマットへ当てはめられるか」を考えてデザインを作ると運用しやすくなります。

コースター以外の紙製品との役割分担も考える

店舗別の情報をすべてコースターへ入れなくても構いません。

たとえば、

  • コースター:全店舗共通ロゴ
  • テーブルマット:店舗限定メニュー
  • ポケットティッシュ:店舗別QRコード
  • おてふき:チェーン共通デザイン

というように紙製品ごとに役割を分けることもできます。

マスプロックでは、コースターのほかにもテーブルマット、おてふき、ペーパーナプキンなどのオリジナル製作に対応しています。

複数の紙製品を使用する場合は、「何をコースターで伝えるのか」から整理しましょう。

3.店舗別コースターではどんな情報を印刷できる?

店舗ごとにコースターを分ける場合は、どの情報を載せるとその店舗で使いやすいかを考えます。

店舗名

もっともシンプルなのが、ブランドロゴに店舗名を組み合わせる方法です。

たとえば、

  • GINZA
  • SHIBUYA
  • SHINJUKU

のように地域名だけ変えるデザインも考えられます。

ロゴと店舗名の位置を固定すれば、複数店舗でも統一感を持たせやすくなります。

店舗別のQRコード

店舗ごとに予約ページやSNSアカウントが異なる場合は、QRコードを変更する方法があります。

たとえば、

  • 店舗専用の予約ページ
  • 店舗公式Instagram
  • LINE公式アカウント
  • アンケートフォーム

などへの導線を設けられます。

QRコードを印刷する場合は、完成サイズでも読み取れる大きさになっているかを確認することが大切です。

地域限定・店舗限定メニュー

一部店舗だけで販売する商品がある場合は、限定メニューの案内を印刷する方法もあります。

ただし、メニュー名、説明文、価格まで細かく入れると、コースターの中に情報が収まりにくくなります。

「○○店限定」「詳しくはこちら」と短く掲載し、QRコードで詳細ページへ誘導する方法も考えられます。

周年・開店記念

特定店舗だけが周年を迎える場合、その店舗専用の記念コースターを作ることもできます。

たとえば、

  • OPEN 10th ANNIVERSARY
  • ○○店 5周年
  • リニューアルオープン記念

などです。

使用期間や必要枚数が限られている場合は、小ロット仕様も含めて検討します。

キャンペーン内容

店舗単位でキャンペーンを行う場合にも、専用デザインを用意できます。

期間限定で使うものは、通常の定番コースターと同じ数量が必要とは限りません。

予定する来客数や使用期間から必要枚数を考え、印刷方法を選びましょう。

4.店舗数と必要枚数から印刷方法を考える

店舗別コースターを作るうえで特に重要なのが、店舗ごとの必要枚数です。

同じチェーンで合計1万枚必要でも、「1デザインを1万枚作る」のと「10店舗で1,000枚ずつ違うデザインを作る」のでは、発注条件が異なります。

店舗別に印刷内容が変われば、それぞれを別デザインとして考えて数量を整理する必要があります。

通常コースターは1デザイン1,000枚から

マスプロックの通常コースターは、現在の価格表では1,000枚から掲載されています。

通常仕様はオフセット印刷で、丸型・角丸型、70mm・75mm・80mm・85mm・88mm・90mmなどから選択できます。

厚さは0.5mm~2.0mm、印刷は1色・2色・3色・4色に対応しています。

詳しい仕様は、マスプロックのオリジナルコースターをご確認ください。

たとえば5店舗でそれぞれ1,000枚ずつ異なる店舗名を印刷する場合は、同じロゴを使用していても、変更内容を含めて事前に見積もりを確認しましょう。

通常コースターでは初版代も確認する

通常コースターでは、印刷色数に応じて初版代が別途必要です。

現在の公式価格では、

  • 1色:3,700円
  • 2色:7,400円
  • 3色:11,100円
  • 4色:14,800円

となっています。

店舗別にデザインを変える場合は、単純にチェーン全体の総枚数だけで考えるのではなく、何種類の印刷データになるのかを整理したうえで見積もりを依頼してください。

少量なら小ロットコースターも検討する

店舗限定のキャンペーンなどで1店舗あたり1,000枚も必要ない場合は、小ロットコースターを利用する方法があります。

マスプロックの小ロットコースターは、100枚から500枚まで製作できます。

小ロット品は4色のオンデマンド印刷で、版代はかかりません。

現在の仕様では、厚さ0.5mmまたは1.0mmから選択できます。

そのため、

  • 新店舗オープン時だけ使いたい
  • 周年イベント用に300枚欲しい
  • 一部店舗だけ期間限定デザインにしたい
  • まず少ない枚数で試したい

といった場合に比較できます。

小ロットと通常品では印刷方法が異なる

小ロットコースターは、通常コースターを単純に100枚だけ製作するサービスではありません。

通常品はオフセット印刷、小ロット品はオンデマンド印刷です。

マスプロックでは、小ロット品についてオフセット印刷に比べると多少のムラや文字の太りが出る場合があること、特色については4色による近似色になることを案内しています。

全店舗で色味を厳密に統一したい場合などは、通常品と小ロット品を混在させる前に仕上がりの違いも確認しましょう。

定番デザインと限定デザインで印刷方法を分ける

チェーン店では、すべてのコースターを同じ方法で製作する必要はありません。

たとえば、

  • 全店舗で継続使用する定番コースター:通常ロット
  • 一部店舗だけのキャンペーン:小ロット
  • 周年・新店オープン:小ロット

のように、使用期間と必要枚数によって分ける方法があります。

店舗別印刷を考える場合は、まず各店舗が何枚必要なのかを整理してから仕様を決めると分かりやすくなります。

5.飲食チェーンが店舗別コースターを発注するときのポイント

複数店舗分のオリジナルコースターをまとめて製作するときは、1店舗だけの注文とは違い、データや数量の管理が重要になります。

最初に店舗一覧を作る

まずは、対象店舗と必要枚数を一覧にします。

店舗 デザイン 必要枚数 変更内容
A店 A 1,000枚 店舗名
B店 B 1,000枚 店舗名
C店 C 300枚 店舗名・QRコード

このように整理すると、通常ロットで作るもの、小ロットを検討するものを分けやすくなります。

店舗名やURLの間違いを確認する

店舗別印刷では、店舗名、電話番号、URL、QRコードなどの差し替えミスに注意が必要です。

特に複数店舗を一括発注すると、「A店のデザインにB店のQRコードが入っている」といった間違いが起こらないよう、校正時に店舗ごとに確認しましょう。

発注担当者だけでなく、必要に応じて各店舗にも内容を確認してもらう方法があります。

QRコードは店舗ごとに読み取り確認する

QRコードを店舗別に入れる場合は、印刷前のデータだけでなく、校正データでもリンク先を確認します。

店舗数が多いほど確認箇所も増えるため、店舗名とURLを一覧表にして管理すると間違いを防ぎやすくなります。

キャンペーンページなど期間限定URLを使用する場合は、コースターを使い切る前にページを閉じないかも確認しておきましょう。

店舗ごとの使用枚数を把握する

全店舗へ同じ枚数を配る必要はありません。

店舗によって席数や来店数が異なれば、コースターの消費量も変わります。

月間使用枚数を確認し、たとえば大型店は5,000枚、小型店は1,000枚といった形で数量を分ける方法があります。

必要以上に在庫を持たないためにも、過去の使用実績があれば確認しておきましょう。

納品先を確認する

チェーン店では、本部へまとめて納品するのか、それぞれの店舗へ納品するのかも事前に決めておく必要があります。

店舗別にデザインが異なる場合は、納品後に取り違えないよう、どの店舗用の商品か分かる状態で管理することも重要です。

複数店舗への納品を希望する場合は、発注前に対応方法や送料について確認してください。

追加発注しやすいよう受注情報を管理する

飲食チェーンでは、一度製作して終わりではなく、在庫が減った店舗から追加発注することがあります。

マスプロックでは、リピート注文時に以前の受注ナンバーを伝えることで、改めてデータを送り直さずに注文できる場合があります。

店舗別に製作した場合は、

  • 店舗名
  • デザイン内容
  • 受注ナンバー
  • 前回の注文枚数

などを本部側で管理しておくと、追加発注を進めやすくなります。

新店舗を追加するときのルールも決めておく

今後も店舗が増える予定がある場合は、最初の製作時に基本フォーマットを決めておきましょう。

たとえば、

  • 上部に共通ロゴ
  • 中央に共通デザイン
  • 下部に店舗名
  • 裏面に店舗別QRコード

というルールを作っておけば、新店舗が増えたときも同じフォーマットで追加しやすくなります。

まとめ|飲食チェーンの店舗別コースターは共通部分と変更部分を整理して発注しよう

飲食チェーンのオリジナルコースターは、全店舗を同じデザインにするだけでなく、店舗ごとに印刷内容を変更することもできます。

ブランドロゴや基本カラーを統一しながら、店舗名、地域名、QRコード、限定情報などを変更すれば、チェーンとしての統一感を保ちつつ店舗ごとの情報を掲載できます。

店舗別コースターを検討するときは、次の点を整理してみてください。

  • 全店舗で共通にするロゴ・カラー・レイアウト
  • 店舗ごとに変更する情報
  • 店舗名を印刷するか
  • 店舗別QRコードを使用するか
  • 各店舗で必要な枚数
  • 定番用か期間限定用か
  • 通常コースターと小ロットコースターのどちらを使うか
  • 印刷方法による仕上がりの違い
  • 校正時の店舗名・URL・QRコード確認
  • 納品先と追加発注の管理方法

特に重要なのは、「チェーン全体で合計何枚必要か」だけでなく、「何種類のデザインを、それぞれ何枚作るのか」を整理することです。

マスプロックでは、飲食店向けのオリジナル紙コースターを製作しています。

通常コースターはオフセット印刷で1,000枚から価格が設定されており、100~500枚の小ロットコースターは版代不要の4色オンデマンド印刷です。

「全店舗共通の定番コースターをまとめて作りたい」「店舗名だけ変えたい」「一部店舗だけ限定コースターを作りたい」など、店舗数や必要数量によって適した仕様は変わります。

複数店舗分を検討している場合は、店舗ごとのデザイン数と必要枚数を整理したうえで、見積もりをご相談ください。