DMのメリットやチラシとの違いは? 印刷依頼の方法と共に解説!

DMは、CMやホームページと並ぶ宣伝手段です。新規の顧客を獲得するだけでなく、既存の顧客に新しい商品をすすめたいときにも効果的でしょう。顧客の種類ごとにDMを使い分けている会社もあると思います。また、DMを新しく作成したいので印刷会社を探している、という会社もあるでしょう。
今回は、DMを宣伝に使うメリットや印刷を業者に依頼する際のポイントを解説します。

  1. DMを宣伝に使うメリット
  2. DMの種類や作成方法について
  3. DMを作成してくれる業者の選び方
  4. DMや印刷に関するよくある質問

この記事を読めば、宣伝効果の高いDMを作るコツも分かるでしょう。新しいDMを作成したいと考えている人は、ぜひ読んでみてください。

1.DMを宣伝に使うメリット

はじめに、DMを宣伝に使うメリットやチラシとの違いを解説します。

1-1.DMとは何か

DMとは、個人あてに送付される郵便やFAX・メールなどの総称です。現在、FAXを利用したDMは減少傾向にありますが、郵便やメールを利用したDMはチラシやCM・企業のホームページと並んで広告の主流となっています。CMやホームページ、チラシが不特定多数に向けた広告なのに対し、DMは既存の顧客やお得意様に向けた特別な広告などを作成することも可能です。

1-2.DMのメリット

前述したように、DMは不特定多数に向けてだけではなく、既存の顧客向けの広告にも使えます。誕生日をはじめとする各種記念日にサービス券をつけたDMを送れば、販売促進により効果的でしょう。また、自社が取り扱っている商品に興味がありそうな人へピンポイントにDMを送れば、チラシを新聞等に挟んだりポスティングするよりも効果的です。さらに、既存の顧客宛(あて)に新製品の案内等をすることで、売り上げをアップする効果も期待できるでしょう。

1-3.DMを効果的に使う方法とは?

DMは、不特定多数に送るものと、将来顧客になりそうな見込み客や既存客に送るものがあります。不特定多数に送る場合は、チラシと同じようにポスティングに頼ることもあるでしょう。しかし、それではチラシと同じになってしまいます。不特定多数にDMを送る場合は、新商品の発売や新規店のオープンなど、商品や店の知名度を高めたいタイミングが効果的です。
一方、既存客や見込み客は、個人情報を参考に興味がありそうな商品を紹介したり誕生日に合わせてクーポン券つきのDMを送ったりすれば、商品の購入や店舗に足を運んでもらうきっかけにもなるでしょう。このように、DMは「作成したから一斉に送る」よりも、タイミングを見極めて送ることが大切です。

2.DMの種類や作成方法について

この項では、DMの種類や作成方法について解説します。ぜひ、参考にしてください。

2-1.DMの種類について

DMには、ハガキ・圧着ハガキ・封書等の種類があります。ハガキは印刷がしやすく最もコストがかかりません。その一方で、DMの内容が第三者にも丸見えになってしまうため、個人情報に基づいた情報を記載することは不可能です。圧着ハガキは、ハガキ面がシールになっており、はがすと内容を見ることができます。ある程度プライバシーを保つことができるので、個人あてのDMにも使用可能です。封書のDMは高級感が出て、特別な案内なども送ることができます。A4・B4 ・A3といった大きめサイズの広告も入れることができるでしょう。その一方で、印刷コストや郵送コストが高くつきます。

2-2.DMの作成方法

DMは自社で作成する方法と、印刷会社に依頼する方法があります。たとえば、新規に店舗をオープンするので近隣の住人に来てほしいという場合、業務用プリンターを使えばハガキタイプのDMを1,000枚程度は印刷できるでしょう。凝ったデザインにしたり、写真を多用したりしたいという場合や、1.000枚以上のDMをしたいという場合は、業者に依頼したほうがいいですね。また、業者に依頼すれば、デザインの相談や色校正の相談にも乗ってもらえるところもあります。

2-3.DMの作成費用や期間について

2-1でご紹介したように、DMはある程度大きさが決まっています。ハガキサイズが最も安く、A4・B4とサイズが大きくなっていくにつれて費用も高くなるでしょう。また、使う色によっても値段が変わります。単色が最も安く、色が1色増えていくごとに価格も上がっていくと覚えておきましょう。このほか、使用する紙の質を変えたりイレギュラーな形にしたりすれば、価格が上がっていくでしょう。
なお、DMは一度にたくさん作るほど1枚当たりの単価は安くなります。しかし、DMはたくさん作ればいいというものでもありません。必要な枚数を作成したほうが、1枚当たりの単価は高くなっても結果的にお得です。
作成期間は業者により異なりますが、単純なデザインのものならば1日で仕上げてくれるところもあります。一般的なDMならば、3日~1週間を目安にするといいでしょう。

3.DMを作成してくれる業者の選び方

DMを作成してくれる業者はたくさんあります。迷ったら、以下のようなポイントを抑えている業者を選びましょう。

  • 予算内で満足いくDMを作成してくれるか
  • デザインの相談には乗ってくれるのか
  • 依頼者の希望日に納品をしてもらえるのか
  • できあがりの品質が依頼者の基準を満たしているか

なお、上記のようなポイントを抑えた業者が複数ある場合、見積もりを取って比較してみるのも効果的です。

4.DMや印刷に関するよくある質問

Q.DMは、ただ送るだけで効果があるのでしょうか?
A.ただ送るだけでは、チラシを配るのと大差ありません。DMを送った顧客が来店したり、商品を購入してくれたりしたらその人の情報をまとめておきましょう。よいお得意様になってくれる可能性があります。一方、あて先不明で戻ってきたりしたDMの住所は、名簿から削除しておくことも大切です。

Q.DMは派手なほうが効果的でしょうか?
A.扱う品物によります。上品さを売り物にしている場合は、落ち着いた色合いやデザインのDMのほうが効果的です。

Q.DMを作る費用の相場はどのくらいでしょうか?
A.一般的なハガキタイプの場合、1,000枚で数万円が相場です。圧着ハガキを使うものや、封書はもう少し高くなります。

Q.DMのデザインを印刷業者に任せたいのですが、可能ですか?
A.デザインサービスを行っている会社ならば依頼できます。

Q.ハガキではなく、封筒に印刷をしてもらって顧客の興味をひきたいのですが可能ですか?
A.はい。封筒の印刷サービスを行っている業者もたくさんあります。

まとめ

いかがでしたか? 今回はDMの特徴やメリット、作成方法や業者の選び方などを解説しました。DMは、チラシやHPではできない宣伝方法ができる媒体です。お得意様になってほしい顧客や、顧客になってもらえそうな見込み客は、チラシよりもDMが効果的、ということもあるでしょう。また、顧客とのコミュニケーションを取るきっかけになることもあります。チラシと同じようなものと考えず、可能性を追求してみましょう。