印刷の種類や特徴とは? 意外と多いのです。

私たちの身の回りには、たくさんの印刷物があります。
しかし、印刷がどのように行われているか知っている方は少ないのではないでしょうか?
そこで、今回は印刷の種類や特徴をご紹介します。
印刷物によって、印刷の方法は異なるのです。
その特徴を理解しておけば、自分がイメージしたとおりの印刷ができるでしょう。
いろいろな種類の印刷を行ってみたいという方や、これから印刷業者に印刷を頼みたいという方はこの記事を読んで知識をたくわえてくださいね。

目次

  1. 印刷って何?
  2. 印刷の種類とは?
  3. 印刷業者に頼んだ方がよい印刷物とは?
  4. おわりに

1.印刷って何?

印刷とは、紙や布などにインクを使って文字や絵を再現する技術のことです。
昔は紙や布など表面が平らである程度面積があるものにしか印刷ができませんでした。
しかし、今ではでこぼこした面だけでなく、液体など流動する物質の表面にまで印刷できる技術が開発されています。
また、印刷する機械も進歩して、ご家庭でも写真のような鮮やかなカラー印刷が可能なプリンターも普及しているのです。
しかし、その一方で紙幣や証券など複製が難しい高度な印刷技術が必要なものは、今でも職人の技が必要とされています。

2.印刷の種類とは?

では、印刷にはどのような方法があるのでしょうか?この項では、現在日本で使われている印刷の種類や特徴をご紹介していきます。

2-1.平面印刷

現在主流になっている印刷方法です。水と油が混じりあわない性質を利用して、親油性の画線部(インクが乗る部分)と親水性の非画線部(インクが乗らない部分)を作り、紙の表面に印刷していきます。
この方法ですと、鮮度の高い線画を短時間で大量に印刷することが可能です。

2-2.凸版印刷

最も古い印刷の方法です。印刷をする画線部が盛り上がっている版を使います。
ハンコやスタンプ、版画も凸版印刷の一種ですね。
また、新聞など文章を印刷する場合は、ひらがなやカタカナ、漢字などが1字1字印刷されたものを組み合わせる必要がありました。
つまり、印刷できる状態にするまでに大変手間がかかったのです。
現在は、はがきや名刺などごく一部の印刷物に使われるだけになってしまいましたが、独特の味わいがあります。
また、写真や絵画を複製印刷するときにも使われているのです。

2-3.凹版印刷

凸版印刷とは逆に、印刷する画線部が凹(くぼ)んでいる版を使う印刷方法です。
別名グラビア印刷とも呼ばれ、写真や絵画などを印刷するときに長年用いられてきました。
しかし、版の生成が難しく、インクの転写に強い圧力が必要なので、徐々に用いられないくなっているそうです。

2-4.孔版印刷(シルクスクリーン)

缶やビンなどの曲線にも印刷できる方法です。
絹などのスクリーンメッシュに感光材を塗布して印刷した絵や文字を焼きつけて版を作ります。
焼きついた部分にだけインクが乗るのですね。
家庭用のインクジェットプリンターが普及するまで、年賀状作りに大活躍してきた理想工業社製の「プリントゴッコ」もこの孔版印刷の一種。
しかし、短時間で大量のものに印刷することが難しいというデメリットもあります。

2-5.印刷業者とは?

印刷業者とは、文字どおり印刷を請け負ってくれる会社のことです。
かつて、印刷は特殊技術だったので印刷業者は街中にたくさんありました。
しかし今では、家庭用の高性能なプリンターが普及したため、写真までご家庭で印刷できるようになっています。
しかし、それでも印刷業者に頼んだ方がよい印刷物もあるのです。
それはいったいどのようなものでしょうか?それは次の項でご紹介します。

3.印刷業者に頼んだ方がよい印刷物とは?

印刷業者に頼んだ方がよい印刷物にはどのようなものがあるのでしょうか?
この項ではその一例をご説明します。

3-1.大量の印刷物

ビジネスで使う名刺や会社で使う封筒など、大量に印刷をする場合は業者に頼んだ方がきれいに仕上がるでしょう。
大量に文章を複製するならコピーという方法もありますが、コピーは大量に行うほど、文字がぼけるというデメリットがあります。
また、名刺や封筒などは普通のプリンターで印刷しにくいものです。
業者ならば100枚単位で引き受けてくれるでしょう。

3-2.きれいに印刷したい

会社のパンフレットなどを印刷するときは、できるだけきれいに発色よく印刷してほしいもの。
そんなときこそ、業者に依頼しましょう。
業者の持つ印刷機械は、オフィスなどに置いてあるものよりもずっと高性能です。
また、平面印刷ではつぶれてしまう線も、凹版印刷ならば出たりすることもあるでしょう。
特に、写真や絵画など発色が命のものを印刷したい場合は、業者に頼んだ方がよいですね。

3-3.特殊なものに印刷したい

アメニティグッズや記念品などを作成するときは、タオルやTシャツ、さらにポケットティッシュなどに印刷することも多いでしょう。
今は、家庭用のプリンターでも布に印刷ができます。
しかし、何千枚単位での印刷は難しいです。
また、曲面やでこぼこした面にきれいに印刷するのはなかなか難しいもの。
そこで、このような特殊印刷を請け負ってくれる業者に依頼をしましょう。

3-4.至急、印刷してほしい場合

業務用の印刷機は、大量の印刷を短時間で行えます。
ですから、1時間後に名刺が100枚以上ほしいというような注文も受け付けてもらえるでしょう。

3-5.業者ごとに得意分野がある

しかし、印刷業者ならどの会社も一緒というわけではありません。
業者ごとに得意なもの、不得意なものもあるのです。
ホームページで自社が得意とする印刷方法や印刷物をアピールしている業者もあります。
それを参考にして、印刷してほしいものに合わせて業者を選ぶとよいでしょう。
業者の中には。インターネット経由で注文を受け付けているところもあります。
また、発送も郵送で行ってくれるので、遠方の業者に頼んでも大丈夫でしょう。
ただし、多色刷りの印刷を頼んだ場合は、色の打ち合わせが必要になることもあります。
ですから、発色を第一に考えた印刷を頼みたいという場合は、できるだけ近場の業者に頼んだ方がよいでしょう。
また、どの印刷業者も年末は混みあうことが多いです。
面倒な印刷物を頼みたいという場合は、年末は避けた方がよいでしょう。

4.おわりに

いかがでしたか?
今回は印刷物の種類をご説明しました。
まとめると

  • 印刷にはいくつかの種類がある。
  • 最も主流なのは平面印刷である。
  • 凸版や凹版は平面印刷よりきれいに印刷できる場合もあるが、デメリットもある。
  • たくさん印刷してほしい場合や、特殊なものに印刷してほしい場合は業者に依頼しようと。

いうことです。
最近は、個人からの注文を重点的に受け取る小さな印刷会社も多くなりました。
ですから、10枚単位でも印刷を引き受けてくれるところもあります。
ただし、何でも印刷してくれるというわけでもありません。
公序良俗に反するものや、著作権が厳しいものは印刷してくれない場合もあるのです。
特に、子供に人気のキャラクターには注意が必要でしょう。
さらに、最近ではアメニティグッズや記念品を専門に印刷する業者もあります。
ほかの人と差をつけたいという場合は、利用してみても面白いでしょう。