紙おしぼりと布おしぼりのメリット・デメリットは? おしぼりを選ぶコツ

紙おしぼりと布おしぼり、どちらを選べばいいのか悩んでいる方は多いでしょう。どちらもメリットとデメリットがあるので、しっかりと特徴を把握しておくことが大切です。それぞれの良い点・悪い点を理解しておけば、用途に合ったおしぼりを選ぶことができるでしょう。

本記事では、紙おしぼり・布おしぼりそれぞれのメリットとデメリットを解説します。

  1. 紙おしぼりのメリット・デメリット
  2. 布おしぼりのメリット・デメリット
  3. おしぼりを選ぶ際の注意点は?
  4. 紙おしぼりと布おしぼりに関してよくある質問

この記事を読むことで、おしぼりを選ぶ際の注意点も分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。

1.紙おしぼりのメリット・デメリット

まずは、紙おしぼりのメリットとデメリットを紹介します。

1-1.使い捨てタイプのおしぼり

紙おしぼりの大きな特徴は、使い捨てタイプであることです。主な種類は、平たく折りたたまれている平型とロール状に巻かれている丸型の2種類で、サイズは小さいものから大きいものまであります。素材は、パルプ・コットンなどの自然素材、再生紙、レーヨンなどの化学繊維などです。布おしぼりとは違ってくり返し使うことはできませんが、使い捨てタイプだからこそ衛生面に優れているメリットがあります。最近では、新型コロナウイルス感染症対策のために、紙おしぼりに変更する飲食店が増えてきているほどです。

1-2.保管場所をとらず、管理が楽

紙おしぼりは、保管場所をとらず、管理が楽というメリットもあります。布おしぼりは一定の温度で管理しなければならないので、保管場所を確保しなければなりません。紙おしぼりは、手間と時間をかけたくない・手軽におしぼりを使いたいと思っている方にはぴったりのものといえるでしょう。

1-3.製作費用もお手頃

おしぼりをオーダーする際、多くの人にとって気になるのが費用だと思います。特に、飲食店ではおしぼりを頻繁に使用するため、製作費用や管理費用がかかりがちです。紙おしぼりは、布おしぼりよりも手軽さが魅力的であり、製作費用を抑えることはできますし、管理費用もかかりません。店舗側によって低コストで使えるおしぼりは貴重ですよね。紙おしぼりは、費用を抑えたい方にもおすすめします。

1-4.人工的で安っぽい

さまざまなメリットがある紙おしぼりですが、デメリットもあります。それは、人工的で安っぽくなりがちな点です。布おしぼりと比べると、どうしても安っぽくなってしまいます。暑い日に冷え冷えにしたり、寒い日に熱々にしたりすることもできないため、心地よさが半減してしまうでしょう。紙おしぼりは布おしぼりと違い温度調節ができないので、どちらかというと手を清潔にすることだけを目的としたおしぼりです。

1-5.業種や店舗によってはイメージに合わない

紙おしぼりは、業種や店舗によってはイメージが合わないデメリットがあります。手をキレイにすることだけが目的のおしぼりでもあるため、高級レストランでは不釣り合いになるでしょう。多くの高級レストランでは、紙おしぼりではなく、布おしぼりでの提供となっているはずです。高級レストランに訪れたとき、紙おしぼりよりもその季節に合った布おしぼりを渡されたほうがしっくりくると思います。このように、業種や店舗によっては紙おしぼりよりも布おしぼりのほうが最適なケースもあるのです。

2.布おしぼりのメリット・デメリット

次に、布おしぼりのメリットとデメリットを紹介します。

2-1.何度も使える

布おしぼりの大きなメリットは、何よりもくり返し使えることでしょう。前述したように、紙おしぼりとは違ってしっかりとしていますし、洗って何度も使うことができます。使い捨てタイプの紙おしぼりとは違い、布おしぼりは洗って使うことができるからこそ、エコにもやさしいおしぼりといえるでしょう。自分で洗濯して使うケースもありますが、おしぼりの量が多いと手間がかかるため、業者をとおして再度使えるようにするケースもあります。

2-2.高級感がある

布おしぼりは、高級感があるところも大きなメリットです。一般的には、タオル地の布片を水に浸し、適度に湿った状態で提供されることがほとんどでしょう。食事前や食事中などに、手を拭いたりキレイにしたりすることが可能です。布片は巻くかたたむかによって細長く成型されており、ポリ素材の袋に入っていたり直接渡されたりするケースがほとんどでしょう。紙おしぼりとは違って素材がしっかりとしているのはもちろんのこと、季節によっては冷えたり温めたりすることができるので、顧客満足度を高めることができます。

2-3.管理が大変

布おしぼりは管理が大変な傾向があります。一定の温度環境で管理をしなければならないのはもちろん、紙おしぼりとは違って置き場所にも困りがちです。生地がしっかりしているからこそかさばりやすく、管理が大変になってしまいます。布おしぼりの管理を誤ってしまえば、雑菌が繁殖する原因になるので注意しなければなりません。洗い方や乾かし方によっても、雑菌が布おしぼりに残ってしまう恐れがあります。使用するたびに洗濯しなければならないという時間と手間もデメリットの1つです。

2-4.衛生面に対する不安

前述したように、布おしぼりは管理を誤ってしまうと衛生面に不安が残ってしまいます。紙おしぼりよりも衛生面への不安が大きくなるのは、大きなデメリットです。たとえば、布おしぼりを殺菌するために減菌作用のある洗剤を使うケースがありますが、十分にすすぎ薬品の成分やにおいを取り除かなければ、逆に菌が繁殖してしまう恐れがあります。薬品はにおいが強烈なものが多いので、気分が悪くなったり肌に悪影響を及ぼしたりしてしまうでしょう。飲食店は料理を提供する場所であるため、きちんと衛生面を考えて配慮しなければなりません。

3.おしぼりを選ぶ際の注意点は?

ここでは、おしぼりを選ぶ際の注意点をいくつか紹介します。

3-1.店舗のコンセプトやテーマに合わせる

おしぼりを選ぶ際は、店舗のコンセプトやテーマに合わせることが大切です。紙おしぼりと布おしぼりそれぞれのメリット・デメリットを把握しておけば、店舗のジャンルや種類によっては、紙おしぼりが合わない場合があるでしょう。たとえば、格式が高いホテルのレストラン・高級旅館・回らないお寿司屋さんなどでは、ほとんど布おしぼりが提供されると思います。紙おしぼりと布おしぼり、どちらが店舗のコンセプトやテーマに合っているのか改めて考えてみるといいでしょう。

3-2.コストと管理の両面のメリット・デメリットも考える

おしぼりを選ぶ際は、コストと管理の両面のメリットとデメリットも考えたほうがいいでしょう。もちろん、そのお店のテーマとコンセプトに合うことをもちろん考慮したほうがいいですが、店舗側にとってはコストと管理の両面も重視しておきたいポイントです。できるだけ、コストを抑えたい気持ちはもちろんのこと、管理面においても手間と時間を省きたいのが本音だと思います。コストと管理の両面も踏まえた上で、お客様に心地よさも提供したいかどうか考えてみてください。

3-3.用途に合わせる

おしぼりをどのような目的で、どのようなシーンで使いますか? 用途を踏まえた上でおしぼりを選ぶことも大切なポイントです。最近は、テイクアウトを始める店舗が増えてきていますが、テイクアウトで布おしぼりを提供することはほとんどありません。テイクアウト用としてぴったりなのは、手軽に使える紙おしぼりです。また、おしぼりといってもサイズや形はさまざまですので、提供する側としてどのような素材やサイズを使うのがよいのか考えて選んでください。

3-4.見積書の内容をしっかり確認する

おしぼりはオリジナル製作を行っている業者に依頼することになりますが、その際は見積書の内容をしっかりと確認することが大切です。どのようなおしぼりにすべきか悩んでいる場合には、おしぼりの種類別に見積もりを出してもらうことになるでしょう。それぞれのおしぼりでいくらかかるのか、どのような作業にいくらぐらいの費用が発生するのか、見積書を確認した上で決めなければなりません。サイズと形はもちろんのこと、見積書の内容も必ずチェックしておきたいポイントです。

3-5.製作業者選びに要注意!

おしぼりを選ぶ際は、製作業者選びにも注意してください。オリジナル製作を行っている業者の中には、きちんと正しい工程で作らなかったり、イメージとは違う仕上がりになってしまったりする悪徳業者が存在しています。実際に、悪徳業者とのトラブルが起きているため、製作業者選びは大切なポイントです。どの製作業者に依頼すればいいのか分からずに悩んでいる方は、以下のポイントを重要視してください。

  • オリジナル製作の実績があるか
  • スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
  • 料金設定が明確になっているか
  • 高品質かつ低価格なおしぼりが製作できるか
  • 見積書の内容が具体的に記載されているか
  • 口コミや評判がいいか

静岡県富士市を中心に紙製品のオリジナル製作を行っているマスプロックは、確かな実績と信頼があります。顧客総数が1,000社以上であるように、職人のこだわりと最先端技術の融合によって、常に最高のものを提供し続けているのが強みです。無料相談も受け付けているので、おしぼりの製作でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

4.紙おしぼりと布おしぼりに関してよくある質問

紙おしぼりと布おしぼりに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.紙おしぼりの選び方は?

A.同じ店舗で使用する場合でも、提供時間によって使い分ける方法もあります。たとえば、ランチとディナータイムに合わせて2タイプのおしぼりを選ぶなどです。ランチタイムは手頃な価格で食事を提供することがほとんどなので、価格が安い紙おしぼりを採用するといいでしょう。いわゆる大きさが小さめで厚みが薄いタイプです。一方、ディナータイプはサイズが大きく厚みのあるタイプを使えば、ランチタイムよりも高級感を出すことができます。

Q.性能的に、どちらのほうがいいのか?

A.紙おしぼりも布おしぼりも手をキレイにすることはできますが、おしぼりとしての性能を考えると布おしぼりのほうが拭き取りやすい傾向があります。布おしぼりはふき取れる範囲が広いので、紙おしぼりよりも性能面が優れているといえるでしょう。

Q.紙おしぼりの製作費用はいくらぐらいか?

A.サイズ・形・発注枚数によって異なりますが、目安は以下のとおりです。

上質紙の場合

  • 5,000枚:既製柄 21,000円
  • 10,000枚:既成柄 40,000円 / 1色 45,000円 / 2色 50,000円
  • 30,000枚:既成柄 114,000円 / 1色 129,000円 / 2色 144,000円 / 4色 195,000円

ミラーコート紙の場合

  • 5,000枚:既製柄 26,000円
  • 10,000枚:既成柄 50,000円 / 1色 55,000円 / 2色 60,000円
  • 30,000枚:既成柄 144,000円 / 1色 159,000円 / 2色 174,000円 / 4色 225,000円

Q.製作費用を抑えるポイントは?

A.デザインをシンプルにしたり、色数を抑えたりすることです。オリジナル製作は自由にデザインを決めることができますが、色数を抑えたりシンプルなデザインにしたりすることで工程を省き、製作費用も最小限に抑えられるでしょう。あらかじめ、予算が決まっている方は、事前に製作業者へ伝えておくとスムーズに製作が進みます。

Q.おしぼりにオリジナル性を持たせるポイントは?

A.飲食店のロゴを入れたり、オリジナルキャラクターを袋に印刷したりするなどです。ほかの店舗にはないようなおしぼりのデザインにすることで、差別化になるでしょう。おしぼりは宣伝効果が期待できるアイテムですので、デザインにもぜひ注目してみてください。

まとめ

いかがでしたか? 紙おしぼりと布おしぼりそれぞれにメリットとデメリットがあります。それぞれの特徴を把握しておけば、用途に合わせておしぼりを選ぶことができるでしょう。最近は、新型コロナウイルス感染症対策から、使い捨てタイプの紙おしぼりに人気が集まっています。布おしぼりも衛生面に優れており、管理も楽ですので、飲食店などにおすすめです。オリジナルで製作する際は、実績のある製作業者に相談してみてはいかがでしょうか。