自作コースターは自分で作れる? コースターの簡単な作り方とは?
食卓をオシャレに変えるコースター。自分で作れると知って、自作を検討している方もいらっしゃると思います。
しかし、コースターと一口にいっても、毛糸で編むものからコルクのものまでさまざま。初心者はどれから作り始めればいいのだろうか、とお困りの方も少なくないことでしょう。
そこで、今回は初心者向けに、簡単なコースターの作り方をご紹介します。ぜひ、最後までお付き合いくださいね!
目次
- コースターとは?
- コースターの作り方
- コースターのお手入れ
1.コースターとは?
コースターとはコップの下に敷く小さなマットで、グラス・マットとも呼ばれます。本来の目的は冷たい水の入ったコップが結露(けつろ)した際、水でテーブルが濡れないようにするためのものです。しかし、最近はランチョンマットと共に、デザイン性を重視した装飾品としても使われています。
1-1.コースターの種類
コースターの素材にはさまざまなものがあります。代表的なものが紙製のものとコルク製のもので、日本の外食産業で使われているものはだいたいがこの2種類です。そのほか、木、布、レース編、シリコン樹脂などもあります。
2.コースターの作り方
この項目では、主に初心者に向けて、簡単に作れるコースターを紹介していきたいと思います。
2-1.簡単フェルトコースターの作り方
フェルトを互い違いに組み合わせて作る、初心者向けコースターです。フェルトは安いもので十分なので、コストパフォーマンスも最高。お子さんや妹さんと一緒に作るといいかもしれませんね。
必要なもの
- フェルト……5cm×10cmの長方形を4枚(4色用意する)
- 糸
- 縫い針
- ファイティングニードル(ない場合はクリップでも可)
作り方
- まずはフェルトを5cm×10cmのの大きさで正方形に切りましょう。100円均一などで売っている数色入りのカラーフェルトがおすすめです。好きな色を4種類選んで切りましょう。同じ色でも作成上の問題はありませんが、色が違う方がカラフルでキレイですよ。
- カットしたフェルトを互い違いにして田の字にしましょう。柄としては市松模様のようになります。
- キレイな正方形にできたら、形が崩れないようにファイティングニードルで仮止めを行います。ニードルがない場合は、クリップやセロテープなどで固定しましょう。
- 最後に、正方形のすべての辺と中央の十字部分を縫えば完成です。縫い方のコツとしては、正方形内の4つの正方形をコの字型に縫っていくとキレイな仕上がりになるでしょう。
2-2.布を使ったコースター
小さな座布団みたいで大変可愛らしいコースターです。
必要なもの
- 布……一辺が7cmの正方形を4枚
- 糸
- 縫い針
作り方
- まずは田の字になるように4枚の布を縫い合わせていきます。フェルトの時のように互い違いにして田の字にするわけではなく、布の端を塗って田の字にしてください。
- 縫った布を中表に2つ折りしましょう。縫い代が外側に出ている状態なら正解です。
- 次に、コの字型の浅い袋状になるように、2つ折りした布の両端を縫いましょう。
- 縫ったら、袋の外側をつまんで引っ張りましょう。すると、サイコロのような立方体になりますので、サイコロを作るつもりで端を縫っていきます。この際、すべては縫わず、返し口としてすき間を残しておきましょう。
- 返し口から裏返して表生地を出します。
- 正方形になるように形を整え、最後に返し口をまつり縫いで閉じれば完成です。
一部、分かりづらい手順もありますが、作業自体はそれほど難しくありません。慣れれば10分もあれば作ることができるでしょう。難しく考えずに、まずは試してみてくださいね。
2-3.コルクで作る写真付きコースター
コルクの中央に、切り抜いた写真や絵を飾るタイプのコースターです。好きなアイドルの写真や、ゆるキャラの絵、アニメキャラクターのイラストなどを使って作ることができます。
必要なもの
- コルクの板……厚さ1.0~1.5mmが適当。
- 透明なプラ板……0.75mm~1mmが適当。
- 画用紙
- 接着剤
- 紙やすり
- カッター
- コンパスカッター
- ハサミ
- 30cm定規(なければ短くても可)
- カッターマット(テーブルを傷つけないため)
作り方
- まずはコルクの板を切っていきましょう。事前に鉛筆などで線を引いてから、定規とカッターを使って1辺が『9.5cm』の正方形になるようにカットしてください。同じものを3枚作ります。
- 3枚のうちの1枚を、コンパスカッターでくりぬきましょう。この際、直径が『7.5cm』になるようにしてください
- 2枚目は縁から0.5cmほど内側を、縁に沿うようにして切り抜きます。形としてはロの字になっていれば正解です。
- 次にプラ板をカットし、1辺が8.5cmの正方形を2枚用意します。
- 写真は1辺が8.5cmになるように枠を決め、プリンターで画用紙に印刷します。使いたい絵がコースターに合わないようなら、1度パソコンに取り込んでサイズをトリミングしてから印刷するとよいでしょう。写真が切ってもよいものなら、そのまま切り抜いて使っても構いません。
- ここまで終わったら、次は組み立て作業に入ります。
- まず、円形にくりぬいたコルク板に薄くボンドを塗り、コルクで作った枠を貼り付けます。
- 次にプラ板、写真、プラ板の順に枠にはめ込みます。写真がプラ板に挟まれた状態にするということです。
- プラ板とコルクの枠に接着剤を塗り、残っていた正方形のコルク板を背面に貼り付けて完成です。
- 仕上げとして、いびつになった所を紙やすりで整えてください。好みで角をやすりがけすると丸くて可愛らしい仕上がりになりますよ。
少々手間がかかるコースターですが、裁縫(さいほう)の技術は全く必要がありません。ですので、裁縫(さいほう)より図工が得意という方におすすめです。
また、これからの時期、お子さんがいる方は夏休みが始まると思います。夏休みの自由研究などで作らせるとよいかも知れませんね。
3.コースターのお手入れ
コースターと一口に言っても、素材はさまざま。素材によってお手入れの仕方は変わってきます。どのようにお手入れすればよいのか、見ていきましょう。
3-1.フェルト製のコースター
フェルト製のコースターはネットに入れて洗濯するだけです。フェルトも羊毛の一種なので、洗剤などによって縮むことがありますが、フェルトはわざと縮ませて作られた素材。洗剤を使っても、それ以上小さくなることは余りありません。
ただし、毛玉ができやすいので、毛玉取りのブラシをかける必要が出てきます。
3-2.布製のコースター
1番簡単なのが、布製のコースター。定期的に洗濯ネットに入れて洗濯するだけです。
コーヒーや紅茶などの色が強いものをこぼした場合は、お湯と洗剤で手洗いし、それから洗濯すると汚れた取れます。
3-3.コルク製のコースター
コルクは濡れ布巾などで拭いてお手入れします。ただし、コルクは吸水性に優れているので、濡れたまま放置しているとカビが生えることがあるので注意しなければいけません。拭いた後は、風通しのよい場所でしっかりと乾燥させましょう。
しかし、お手入れしていてもカビが生えてしまうこともあります。そのような場合は塩素系ではないカビ取り剤をタオルや布巾にしみ込ませ、優しく拭き取りましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回はコースターの作り方を中心にご紹介しました。
- コースターとは?
- コースターの作り方
- コースターのお手入れ
コースター作りは少し難しいと感じる人もいます。何度か練習が必要かも知れません。しかし、慣れてよいものが作れるようになれば、フリーマーケットやインターネットオークションで元を取ることができます。ぜひ、取り組んでみてくださいね!