居抜き物件のメリットとデメリットを知ろう~飲食店舗の探し方~


あなたは「居抜き物件」を聞いたことあるでしょうか。
居抜き物件とは、カフェなどの飲食店を開くとき、候補に挙がる物件です。居抜き物件にはメリットがあると同時にリスクも存在します。そこで、居抜き物件を通じた飲食店舗の探し方を知っておきましょう。

  1. 居抜き物件とは
  2. 居抜き物件のメリット
  3. 居抜き物件のデメリット
  4. 居抜き物件のリスク
  5. 居抜き物件選びのポイント
  6. まとめ

1.居抜き物件とは

まず、居抜き物件について紹介します。
居抜き物件とは、過去にテナントとして使ったお店の内装、調理場設備、空調設備、道具などの設備が残ったままの物件です。新しく飲食店などを開きたいオーナーにすれば内装設備をそのまま使えるのが特徴となります。
しかし、自分が開きたい店のイメージに近いかどうかは別問題です。自分の開きたい店に対してどれぐらいの費用を投資するのか考えておきましょう。

2.居抜き物件のメリット

居抜き物件は、内装だけでなく調理場などの設備が丸々残った物件です。その物件を使うメリットについて紹介しましょう。

2-1.初期費用が抑えられる

居抜き物件最大のメリットは、初期費用を格段に抑えることができる点です。備え付けてある内装や調理場を使えるのは、大きなメリットとなります。
通常ならばコンクリート状態のテナントから壁、床、天井、トイレなど水回りを作っていくと多大な費用が掛かるものです。特に、調理場を備え付けようとすると100万円ぐらいは必要となります。
しかし、居抜き物件ならば調理場が付いているので50万円前後で予算を付けることができるのです。初期費用を抑えるのにもってこいの物件となっています。

2-2.時間が掛からない

居抜き物件では、内装設備が整っているので工事期間が短縮できるのもメリットです。調理場をほとんどいじる必要が無ければ内装工事だけで済みます。この工事期間が短いと家賃を無駄に支払う必要も無くなるのです。
さらに、調理場だけでなくテーブルやイス、道具などの設備をそのまま使うのであれば早く営業できます。もしくは、不用なものを処分して自分の考えるインテリアを追加できるのもメリットです。
居抜き物件ならば営業を早めに始めて収入を手に入れることができます。自分の作りたい店舗と折り合い付けながら居抜き物件を探してみましょう。

2-3.居抜き物件の前になるお客さんを取り込める可能性がある

居抜き物件で始める業種・サービス内容によっては、以前その店舗を利用していたお客さんを取り込める可能性があります。
たとえば、居抜き物件のテナントにてカメラ店をやっていたとしましょう。そのオーナーが店を閉めた後、居抜き物件となりました。その物件であなたが同じくカメラ店を始めます。すると、以前その店舗で写真のサービスを受けていた人があなたのお店にやってくることになるのです。
もちろん、以前のオーナーさんを気に入って使っていた人もいます。居抜き物件でつかんだお客さんが離れないようにサービスする心構えも必要です。

3.居抜き物件のデメリット

居抜き物件にはさまざまなメリットがあります。それと同時に、避けられないデメリットもあるもの。この項目にて確認しておきましょう。

3-1.レイアウトをほとんど変えられない

居抜き物件のメリットは、店舗をそのまま使える点。反対に言えば、自分の思う店にすることが難しいと言えます。
調理場などは変えず内装だけ変えようとしても費用が掛かるもの。すると、居抜き物件を買う意味が無くなります。
また、店内の構造が始めから決まっているのもデメリットです。調理場やフロアの位置は固定のため、そのレイアウトをそのまま使う必要があります。
レイアウトを変えるぐらいならば別の物件を探した方がいいでしょう。

3-2.設備が古くなっている可能性がある

居抜き物件によっては、建てられてから多くの時間が過ぎている場合があります。そのため、建物や調理場などの設備が老朽化していることもあるので注意しましょう。
古い居抜き物件を選ぶと故障などのトラブルが発生します。あまりに古過ぎると修繕費が掛かり費用もかさむものです。
居抜き物件を買うときは、設備だけでなく経過年数をチェックしておきましょう。

3-3.居抜き前の店舗イメージが抜けない

居抜き物件では、以前の店舗が好きだったお客さんがいます。居抜き物件を買うと以前の店舗イメージを消す必要もあるのです。
さらに、居抜き物件は以前の内装をほとんど流用します。そのため、余計に以前通っていたお客さんから「以前のお店のまま」というイメージを持たれる可能性があるのです。居抜き物件を使う場合は、以前どのようなお店があったのかリサーチしておきましょう。

4.居抜き物件のリスク

居抜き物件ならば費用が抑えられる。しかし、居抜き物件を使うにはそれなりのリスクもあります。この項目にてチェックしておきましょう。

4-1.前店舗の撤退理由

居抜き物件は、以前店舗を営業していた人の物件です。その撤退理由を知っておくのは重要となります。
居抜き物件となった理由には、客足が無かったなどが考えられるでしょう。もし、お客さんが来づらい立地ならば営業しても来るかどうかわかりません。
また、単純に店舗の評判が悪かったことも考えられるでしょう。もし、店舗の評判が悪いときは、その評判を受け継ぐことになります。事前にリサーチして自分のメリットとする努力が必要です。

4-2.機能性を把握する

居抜き物件では、以前使っていた調理場をそのまま使えるのがメリット。しかし、営業してから調理場の「機能性が悪い」と思う人がいます。
調理場のレイアウトは、使う人によってマチマチです。そのため、そのまま調理場を使えたとしても使い勝手を悪く感じることが多くなります。調理場の高さや幅、設置場所の違いだけで不便さを感じるものです。
設備がきれいにそろい過ぎているのも考え物。テーブルやイスがきれいにそろい過ぎていると自分のイメージと合わない可能性が高いです。事前に「どのようなお店にするのか」をしっかり考えましょう。

5.居抜き物件選びのポイント

居抜き物件は、費用を安く抑えられる魅力的なテナントです。さまざまなデメリットやリスクを踏まえて生かしたい物件なのは事実。そこで、居抜き物件を選ぶ上でのポイントを知っておきましょう。

5-1.自分のイメージをしっかり持つ

居抜き物件では、以前のお店のイメージが付きまとうものです。また、店舗の中にある設備もそのままなのでなお更イメージが付きます。そのため、自分が作りたいお店に「再生」することを意識しましょう。
居抜き物件とは、言ってしまえば撤退してしまったお店とも言えます。店舗をそのまま利用すると同じ道をたどる可能性が高いです。
自分でどのようなお店にしたいのか考えを固めましょう。その上で居抜き物件を使って改修していくのがベストです。

5-2.ガス・水などのキャパシティをチェックする

自分のお店をイメージするときは、どれぐらいのお客さんを呼ぶのか考えましょう。そのお客さんをさばけるだけのガスや電気、水の使用量が求められます。お客さんに来てもらったのに水や電気が足りないとイメージダウンです。
事前にどれぐらいのガス・電気・水が使えるのかしっかり確認しておきましょう。

6.まとめ

いかがでしたか?
この記事では、居抜き物件についてまとめました。居抜き物件は、以前お店をしていた設備や内装がそのまま残った物件です。以前の店舗をそのまま使えるので初期費用はグッと安く抑えられます。また、素早く営業できるのもメリットです。
しかし、居抜き物件となる前の店舗イメージを背負ったりキッチンなどの老朽化があったりします。居抜き物件を使うときは、自分が開きたいお店のイメージを必ず作っておきましょう。それと同時に、呼びたいお客さんのキャパシティを考えた上で店舗探しを行うのがコツです!


コースター制作のマスプロック