茶托とコースターの違いを知ろう! 基本的なお茶だしのマナーとは?

茶托とコースターの違い

家にやってきたお客様に、お茶出しをしなければなりません。
お茶出しをするとき、「コースター」か、それとも、「茶托(ちゃたく)」にするべきなのか、悩む人も多いでしょう。
選択を間違えてしまえば、マナーを知らない人として認識されます。
恥ずかしい思いをしないためにも、茶托(ちゃたく)とコースターの違いについて知りましょう。
また、コースターやお茶出しのマナーについても説明します。

  1. 茶托(ちゃたく)とコースターの違い
  2. コースターのマナー
  3. お茶出しのマナー
  4. まとめ

1.茶托(ちゃたく)とコースターの違い

茶托(ちゃたく)とは?

茶托(ちゃたく)とコースターの違いについてご存じでしょうか。
違いをきちんと知っておかなければ、マナー違反になってしまいます。
恥ずかしい思いをするのは自分です。
きちんと違いを知り、正しいやり方でお茶だしをしましょう。

1-1.茶托(ちゃたく)とは?

そもそも、茶托(ちゃたく)とはどのようなものになるのでしょうか。
親戚の家に行くと、お茶を飲む器の下に敷いてある受け皿があると思います。その受け皿が「茶托(ちゃたく)」なのです。
基本的に、茶托(ちゃたく)はお茶を飲むときに利用することが多いでしょう。
日常生活では、なかなか使う機会はありません。
しかし、大切な人がやってきたとき、お客様に対してお茶を出すときには欠かすことができないアイテムになるでしょう。
茶托(ちゃたく)は、お客様へ込められた“おもてなし”の意味があります。
ただし、抹茶の茶碗には使いません。
茶托(ちゃたく)の素材は、陶器や磁器、ステンレス、鉄、銅、アルミ、合成樹脂など、さまざまな種類が登場しています。
季節や相手の好みに合わせて選んでくださいね。

1-2.コースターとは?

カフェに行くと、必ずコップの下に敷かれるのが“コースター”です。
コースターは、コップ敷き、コップ受け、グラス・マットとも呼ばれているので、知っておいてください。
飲み物の下に敷くものとして、茶托(ちゃたく)と大差ありません。
しかし、基本的に、コースターは冷たい飲み物を置く際に使われます。冷たい飲み物を出すとき、結露した水が流れてしまうでしょう。
コースターがなければ、水はテーブルや床に流れてしまい、びしょびしょになってしまいます。
ぬれるのを防ぐためにも、コースターは必要不可欠です。
また、カクテルやお酒を置く際にも、コースターは使われます。
お客様へのお茶出しはもちろん、自分専用のコースターを持っている人も多いですよ。
素材は、紙・コルク・布・木・シリコン樹脂を多く見ます。
喫茶店やカフェでは、ロゴマークが入った紙製のコースターが多いですね。

1-3.和洋の違い

茶托(ちゃたく)とコースターについて、詳しく知ることができたでしょうか。
冷たい飲み物を出す場合は、コースター、温かい飲み物を出す場合は、茶托(ちゃたく)という違いもあります。
しかし、さまざまな素材の茶托(ちゃたく)やコースターが登場しているので、冷たい・温かいかは違いと言えないでしょう。
はっきり、違いとして言えるのは、「和洋の違い」です。
茶托(ちゃたく)は、和の道具になっています。
ガラス製のコップなのに、茶托(ちゃたく)で出してしまうとアンバランスですよね。ガラス製のカップは洋物にぴったりなコースターにしましょう。
そして、和風の湯のみをお客様に出す場合は、茶托(ちゃたく)がオススメです。
飲み物を入れるデザインや形によって、変えると良いでしょう。

茶托は、お客様へ込められた“おもてなし”の意味があるんですね。
コースターは冷たい飲み物を置く際に使われます。結露でびしょびしょになってしまうのを防ぐためにも、コースターは必要不可欠です。

2.コースターのマナー

コースターのマナー

2-1.グラス+コースター

コースターのマナーを知らなければ恥ずかしい思いをしてしまいます。
特に、OLはお茶出しをする機会が多いでしょう。
コースターのマナーとして知っておきたいのが、“グラスは必ずコースターと一緒に出すこと”です。
ガラス製のコップ、グラスは、コースターがぴったり合っています。
お客様にお茶を出すときは、必ずグラスの下にコースターを置いてから出しましょう。
コースターを出さずに、そのままグラスを置いてしまえば、結露した水が下に垂れてしまいます。お茶を飲もうとしたお客様の洋服が水でぬれてしまうでしょう。
手も水で汚くなってしまいます。
大切な打ち合わせで、とても大事な書類に水滴が落ちることもあるのです。
冷たい飲み物をグラスで出す場合は、必ずコースターをつけてくださいね。

2-2.ちょっとした気遣いが好印象

コースターは、お茶出しをする人の気持ちが込められています。
暑い日は、冷たい飲み物を出すと喜ばれますが、コースターと一緒に出してください。そうすれば、お客様がさらに温かい気持ちになるでしょう。
ちょっとした気遣いが好印象を受けるのです。
飲みやすいように、コースターとストローをセットにして出すと良いでしょう。
また、後ほど詳しく説明しますが、コースターは飲み物を出す前に、お客様が手に取りやすい場所に置くことが大切です。
まず、コースターをきちんと敷いて飲み物を置きます。
お客様が女性だとかわいらしい色、男性だとシンプルでシックな色のコースターに変えると良いでしょう。
ちょっとした心遣いが、おもてなしにつながることを知っておいてください。

グラスは必ずコースターと一緒に出すのがマナーなんですね。
コースターを出さずに、そのままグラスを置いてしまえば、結露した水が下に垂れてしまいますから、冷たい飲み物をグラスで出す場合は、必ずコースターをつけてくださいね。

3.お茶出しのマナー

お茶出しのマナー

3-1.基本的なお茶出しのマナー

お茶をお客様の前に出すとき、あなたはどういうやり方で出していますか?
もしかしたら、当たり前にやっているお茶だしが間違っている可能性もあるでしょう。
基本的なお茶出しのマナーについて説明します。
まず、お盆の上に飲み物が入ったグラス・湯のみとコースター・茶托を乗せましょう。
お客様に出す前に、お盆をサイドテーブル、または、お客様の前にあるテーブルに置いてください。
グラスの場合は、先にコースターを敷き、その上にグラスを置きます。
湯のみの場合は、お盆の上で茶托(ちゃたく)の上に湯のみを乗せ、そのままお客様の前に置きましょう。お茶出しをするとき、一言「どうぞ」と静かに差し出すことがポイントです。
一言あれば、お客様がほかの人と会話に夢中でも、飲み物に気づきます。

3-2.飲み物の種類による出し方

季節やそのときのタイミングによって、お茶出しをする飲み物も変わるでしょう。
飲み物によって、出し方も異なります。
たとえば、冷たいお茶や飲み物を出す場合、コースターとグラス・コップがセットになるでしょう。コーヒーや紅茶の場合は、ソーサーと一緒に出さなければなりません。
ソーサーの上にスプーンやミルク、砂糖なども一緒につけてくださいね。
そして、湯のみの場合、茶托(ちゃたく)と一緒におしぼりやお茶菓子をつけると、お客様は喜びますよ。
基本的に、お客様が手に取りやすい右側にお茶を出すことになるでしょう。
コーヒーカップの取っ手が右になるようにセットして、お客様から見て右側に出してくださいね。

グラスの場合は、先にコースターを敷き、その上にグラスを置くんですね。
湯のみの場合は、お盆の上で茶托の上に湯のみを乗せて、そのままお客様の前に置きましょう。また、お茶出しをするとき、一言「どうぞ」と静かに差し出すことがポイントです。

4.まとめ

茶托とコースターのまとめ

茶托(ちゃたく)とコースターの違いやコースター・お茶出しのマナーについて説明しましたが、いかがでしたでしょうか。
マナーをきちんと知っておけば、失敗することはありません。
お客様に対しても失礼にならず、気持ちよく対応できるでしょう。
茶托(ちゃたく)やコースターの違い、マナーを知らなかった人は、必ず確認してくださいね。

  • 湯のみの下に敷かれる「茶托(ちゃたく)」
  • グラス・コップの下に敷かれる「コースター」
  • 和洋の違い
  • グラス+コースターが基本
  • ちょっとした心遣いが大切
  • お茶出しのマナーを知る
  • 飲み物の種類によって出し方が違う

以上のポイントは、ぜひ抑えてください。
自宅にやってきたお客様や会社でお茶だしをする場合も、きちんとマナーを把握しておけば、恥ずかしい思いをせずに済みます。
お客様にとって失礼な態度にならないためにも、ぜひマナーを把握してくださいね。
ちょっとした心遣いが、おもてなしにつながります。