飲食店のテーブル選びや椅子選びのコツってどんなもの?


テーブルと椅子は、飲食店の印象を決める大切な家具です。
飲食店をオープンさせる際に、こだわりぬいて選ぶ方も多いでしょう。
そこで、今回は飲食店の種類別にテーブル選びの方法をご紹介します。
飲食店の種類によっても、お勧めするものは変わってくるのです。
また、椅子選びもテーブルと同じくらい大切なもの。
組み合わせによっても、店の雰囲気が変わるでしょう。
これから飲食店をオープンさせたいという方や、テーブルと椅子を買い替えたいという方はぜひこの記事を参考にしてください。

目次

  1. テーブルと椅子でお客の滞在時間が変わる?
  2. テーブルと椅子にはどんな種類があるの?
  3. テーブルと椅子の素材はどれがお勧め?
  4. カフェとレストランではテーブルの高さが違うって本当?
  5. おわりに

1.テーブルと椅子でお客の滞在時間が変わる?

飲食店には、さまざまな種類があります。
素早く空腹を満たすための店もあれば、時間をかけて料理を楽しむ店もあるでしょう。
また、飲食物の提供だけでなく、話し合いの場として需要が高い飲食店もあります。
つまり、飲食店の種類によってお客様の滞在時間や回転率も変わってくるのです。
顧客に長時間滞在してほしい場合は、ゆったりとした大きめのテーブルと椅子の方がよいでしょう。
また、ビジネス街の定食屋など顧客が入る時間が限られている飲食店は、回転率を上げるために立ったり座ったりが楽にできて掃除しやすいテーブルと椅子がお勧めです。
このように、店のコンセプトが決まればテーブルと椅子の目安もつけやすくなるでしょう。
テーブルと椅子を買い替えたい場合は、以前に使っていた椅子のメリット・デメリットを書きだしてみてください。
そうすれば、お店にぴったりのテーブルと椅子が分かってきます。

2.テーブルと椅子にはどんな種類があるの?

テーブルと椅子にはいろいろな形や素材があります。
この項では、飲食店で使いやすいテーブルと椅子の種類をご紹介しましょう。

2-1.テーブルの大きさと形

飲食店で使うテーブルは、2人がけが最小単位です。
一般の飲食店では、2人がけのテーブルと4人がけのテーブルを組み合わせて使うところが多いでしょう。
4人がけのテーブルを多く設置した方が顧客をたくさん入れられそうに思います。
しかし4人がけのテーブルを1人~2人で使うことが多ければ、かえって回転率が悪くなるでしょう。
ですから、初期投資がかさんでも2人がけのテーブルを多めに入れて、必要ならばくっつけて使う方がよい場合もあります。
また、丸いテーブルより四角いものの方が狭いスペースでも使いやすいでしょう。
なお、飲食店で使われるテーブルは

  • 50センチ角
  • 60センチ~65センチ角
  • 65センチ~70センチ角

の3種類が多いです。
喫茶店やカフェなど飲み物の提供が中心になる店の場合は、50センチ角でも十分でしょう。
居酒屋など、小さなお皿で複数の料理を提供するお店は60センチ角。
コース料理を提供するお店はそれ以上の大きさのテーブルがお勧めです。
また、焼肉屋やお好み焼き屋など卓上で調理するお店の場合は、鉄板からテーブルの端まで25センチ以上あると使いやすいでしょう。

2-2.椅子の形と高さ

椅子にもいろいろな形があります。
背もたれが高く、ゆったりと座れる椅子を置くほど顧客の滞在時間は長くなるでしょう。
ただし、椅子は高級になるほど重くなります。
顧客が動かしにくい椅子は、いくらよいものでも避けましょう。
また、椅子を乱暴に扱う顧客もいます。
さらに、椅子には食べこぼしがつく場合もあるでしょう。
掃除のしやすさも、椅子を選ぶ大切なポイントです。
椅子とテーブルを別々に選ぶ場合は、テーブルの天板と椅子の座面との距離が20センチ~25センチあることを確認してください。これ以上狭くなると、座りにくくなります。
また、壁際にベンチシートを設置する場合は1本脚のテーブルと組み合わせてください。
4本脚のテーブルと組み合わせると出入りしにくくなります。

3.テーブルと椅子の素材はどれがお勧め?

この項では、テーブルと椅子の素材についてご紹介します。
飲食店の種類ごとにお勧めが違うのですよ。

3-1.テーブルの素材について

飲食店で使われるテーブルは

  • むく材
  • 練付合板
  • メラミン化粧版
  • アルミ天板

などがあります。
高級感を出したい場合はむく材のテーブルが一番でしょう。
しかし、むく材は時間がたつとそってくるので、定期的に手入れが必要です。
また、練付合板はデザインが豊富ですが、傷つくと補修が難しいでしょう。
メラミン化粧版は安くて丈夫ですが、チープな印象を与えがちです。
アルミ天板の場合は、丈夫で長持ちしますが傷がつくと目立ちます。
このようにどの素材もメリット・デメリットがあるのです。
また、店の雰囲気とテーブルの素材が合っていないとちぐはぐな感じを受けます。
ですから、客層と店の雰囲気をよく考えて素材を選びましょう。
また、テーブルクロスをかけると簡単に雰囲気を変えられます。

3-2.椅子の素材について

椅子の素材には、

  • ビニールレザー
  • 布張り
  • プラスチック

などがあります。
高級感を出したい場合は革が一番ですが、値段が高く手入れにもコツがいるのです。
また、掃除のしやすさを考えた場合はビニールレザーやプラスチックがお勧めですが、チープな印象になりがちでしょう。
布張りの椅子は種類も豊富でオシャレなものが多いですが、耐久性がいまひとつで寿命が短いです。
これらのメリット・デメリットをよく把握したうえで椅子を選びましょう。
また、椅子はテーブルに比べて寿命が短いです。
ですから、回転率が高い飲食店ほど丈夫なものを選んだ方が、コストがかかりません。

4.カフェとレストランではテーブルの高さが違うって本当?

カフェのように飲み物主体の店と、レストランのように食べ物主体の店ではテーブルの高さが違います。
飲み物主体の店では、椅子の座面からテーブルの天板までの高さを35センチに。
食べ物主体の店では、椅子の座面からテーブルの天板までの高さを30センチにすると使いやすいのです。
ですから、食べ物と飲み物のどちらを主体にするかによっても、テーブルの選び方は変わってくるでしょう。
また、顧客の回転率だけを考えてテーブルと椅子をたくさん置いてしまうと、通路が狭くなって顧客の移動や配膳がしにくくなります。
また、厨房のキャパシティも考慮しましょう。
店内に厨房のキャパシティ以上の顧客を入れてしまうと、料理がなかなか提供できずに顧客を待たせてしまいます。

5.おわりに

いかがでしたか?
今回は、飲食店で使うテーブルや椅子の選び方についてご紹介しました。
まとめると

  • テーブルを大きく、椅子の座り心地をよくするほど顧客の滞在時間は長くなる
  • 丸いテーブルよりも四角いものの方がレイアウトしやすい
  • 椅子は高級品になるほど重くなるので注意する
  • 主体となる飲み物や食べ物によってテーブルの大きさを変えよう

ということです。
今は、飲食店の種類も豊富になり店のレイアウトも個性あふれたものが多いでしょう。
しかし、あまり提供する飲食物と店の雰囲気がかけ離れていれば、ちぐはぐな印象を顧客に与えます。
さらに、ビニールレザーの椅子やメラミン化粧版のテーブルでもオシャレなものはあるでしょう。
しかし、初期投資を抑えようと値段だけでテーブルと椅子を決めてしまうと、すぐに傷ついたり壊れたりしてします。
傷ついたり壊れかけたりしたテーブルと椅子では、どんなにおいしい料理も台無しです。
長く使いたいのなら、ある程度費用をかけてテーブルと椅子をそろえた方がよいでしょう。


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